わきがと多汗症は全く違いますから覚えておいて下さい。
わきが(腋臭症:えきしゅうしょう)と多汗症は同じものではないか、と思う方が多いようですが、
この二つは汗のでる汗腺の種類が違います。
多汗症によって出てくる滝のような、水のような汗は、体温調節機能を担う「エクリン腺」という、体表に比較的近い汗腺から
汗孔を通って出ます。このエクリン腺は身体全体にあります。
一方、わきがを引き起こす、粘度の高い汗は、もっと深いところにある「アポクリン腺」という汗腺から毛根を経由して出ます。
そして、このわきがを引き起こすアポクリン腺は、腋(わき)の下、外耳道、外陰部など、体毛が生えている限られた部分にしか分布しておらず、
独特の臭気を発します。
動物は、こうしたアポクリン腺が発達していますが、人間は退化しています。
なんらかの理由でこのアポクリン腺が発達している人は、わきがとなることが多いようです。
このように、わきがと多汗症は、アポクリン線とエクリン腺という全く異なる汗腺に源を発しているので、
多汗症の人がわきがと間違えてわきがの手術を受けたとしても、汗腺の位置そのものが違うので、
手のひらや足の裏の汗はとまりませんので注意が必要です。

